コルム・ウィルキンソン 日本スペシャルコンサート@東急シアターオーブ [ネタバレ]
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ミュージカル
行く前は、
「おじいちゃんでしょう?あんまり興味ない。大体、私たちのお母さん世代の人じゃないの。萌えないよ〜」
だったんです。
日本のミュージカルはオリジナルが少なくて、ヒットするのは大抵海外ミュージカルの輸入もの。
原典にあたるなら、海外ミュージカル。
そんなのは分かっています。もちろん。
でも、べつだんオリジナル好きでもないし、役者さんとかもそんなに知っているわけではないので、特に誰好きというわけでもない。
つまり、きゃー!とならない。
まぁ、行く気が無かったんです。
コルム・ウィルキンソンの名前は知っていても、だから?という感じ。
なんですが、諸事情あり、行ってきました。
「神の声なんて煽り過ぎじゃね? おじいちゃんだし、退化してるよね〜」と思って、あんまり期待せずに。
………ほんとゴメンナサイ!!!!
コルム・ウィルキンソンは、とても素晴らしかったです。
70歳(以上?)とは思えない、パワフルな歌声。
いや、歌声だけではなくて、この人の特性は、「感情」なんだな〜と思いました。
ハイトーン、ロングトーン、素晴らしいんですよ。ヒューヒューしたくなります。
でも、それだけではないです。
なんでしょうね、上手く言えないんですが、コルム・ウィルキンソンの生み出す空気に引きずり込まれる感じ。
これって、YouTube動画とかでは分からないような気が。
場を支配しているように感じました。
DVDとかで観ても感じ取れない、その場にいる人だけの空気。
ゲストも素晴らしかったです。
アール・カーペンターは安定ですが、まさかラウル!!!!!!!
それにブイドイ!!!!!!!
ありがとう、ホントにありがとう!ごちそうさまです!!!!
あっ、Starsもモチロン良かったです。
ていうか、アールさんをバックで使うって、このコンサート贅沢すぎ!
アールさんが「コルムを見る!」って楽譜に書いていたの、「Hallelujah」かな?
It'll be my pleasure!!! #rehearsals #japan #broadwayandbeyondjapan #colmwilkinson @umegei_jp pic.twitter.com/WEbDkXcDUX
— Earl Carpenter (@EarlCarpenter) 2015, 4月 10
ガン見しているアールさんが可愛かったです。
てか、彼は終始可愛かった!
コルムさんの前ではペーペーみたいなんだもん(笑)
スーザン・ギルモアは、このコンサートで初めて名前を知りました。
コルムさんがバルジャンを演じたとき、一緒にファンテーヌを演じていたんですね。
彼女も力強く、感情豊かな歌を聴かせてくれました。
コルムさんのコンサートでは常連、とどこかで見た気がします(うろ)。
ツーカーなんでしょうね。
スーザンさんの日本語のお勉強は、このためだったんですね!!!
途中でファンテーヌの夢破れて、日本語で歌い出したときはビックリ!
綺麗な発音でした(´∀`*)
で、日本からは則松亜海。
宝塚時代から知っていますが、ずいぶん歌うまくなったねぇ。
…この子もなー。
メモの異名さえ取らなければ、もうちっと受け入れられたろうに。
悪名轟かせているからな。。。。。
96期だったのが運の尽き。
で、彼女を無理やり突っ込む意味があったんだろうか?
バックコーラスで使うのかと思いきや、それはスーザンさんが。
何故!? 亜海の役目じゃないの???
公式から「ディズニーのあの曲」とアナウンスがあったので、ああ、れりご歌うのねーとは思っていたけど、それはあくまで、バックコーラス務めた上でのご褒美だと思っていたのですよ。
よもやゲスト待遇とは。
この使い方だったら、亜海イラナイよ!
本人比では上手くなっているけど、とてもコルムさんやアールさんと並べるレベルではない。
スーザンさんがいるなら、それでいいじゃん!
ファンがたくさん付いているわけでもないので、広告塔にもならない。
返す返すも意味不明。
なんか、一人だけポツーンな感じだし、拍手も彼女だけ小さくて、お客さん正直w
私は96期は大キライで、96期が活躍していると思うと宝塚も行きたくなくなって、宝塚観劇がめっきり減ったクチですが、それでもちょっと可哀想になるくらい。
別にヘタクソ金返せじゃないんですが、レベルが違いすぎるよ。。。。。
いかん、亜海を語りすぎましたが、コンサート、全体として凄く楽しめました。
コルムさんは終始「一緒に歌おうよ」「もっと参加してよ」とアピールし(スミマセン、ノリの悪い日本人……)、たぶん、海外公演のように、
「Night time sharpens(ここで拍手歓声)」←The Music Of The Night
「God on high (ここで拍手歓声)」←Bring Him Home
みたいなのを求めているんでしょうけど、、、、、、ほんとスミマセン………。
ただ、聴きたいだけなんです。
神様の声を〜〜!!!
音楽の天使はアンタやーーー!
でも、裏拍は大丈夫w
周り中がオモテで打ち始めても、頑張りましたwww ←これが一層、客席を混沌の渦にしたとも言う(^_^;)
コルムさんは終始客席を盛り上げようとし、ロック調のときはところ狭しと飛び跳ね、カーテンコールではバルジャンの上着を脱いでクルクル回して投げる…!かと思いきや「投げないよーん」といったお茶目さも披露し、素敵なおじいさまでした。
コルムじっちゃんの名にかけて、もう一回、行くことにしましたよ!
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